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聖アルフォンソの生涯は、聖母マリアへの深い信心に貫かれていました。彼は毎日 ロザリオを唱え、毎土曜日には断食したうえで聖母マリアについての説教を行い、 また黙想会の最後の説教も必ず聖母に関するものでした。そしてすべての信者たち にその内容を伝えるため、『聖母マリアの栄光』という著作を出版しています。彼 はその中で贖い主キリストへの聖母マリアの独特の協力を強調し、マリアは神の子 イエスの母として特別な”力”を授けられ、また人類の母であると同時に神から祝 福されたものとして、特別の”取り次ぎ”をしてくださると書いています。これは 当時の聖母マリアを軽視する風潮に対して、一般の人々に新たに聖母への信心を刻 み付けるものとなりました。また聖アルフォンソは芸術的才能にも恵まれ、多くの 聖歌を作曲し、それに神をたたえる美しい歌詞を添え、さらに絵筆を取りました。 『聖母マリアの栄光』の表紙を飾る御絵は、彼の手によるものです。 | ![]() |
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Congregatio
Sanctissimi Redemptoris |